糸の構造&性質




糸の太さについて

糸(Yarn)は、繊維の集合体であり、その断面形状は不明確である。
糸の太さを直径で表すことは難しく、糸の長さと質量を用いて表示する方法が用いられる。
このような表示法を番手といい、恒長式番手と恒重式番手の2種類ある。

繊度は、繊維または糸(フィラメント糸)の太さを表す。デニールとも言われる。

恒長式番手 

  • すべての糸→テックス→1,000m→1g   テックス=0,111×デニール
  • フィラメント糸→デニール→9,000m→1g

ISOでは、単繊維、糸、スライバー(Sliver)すべての太さを表す。
国際標準としてテックス方式(texsystem)、1000m→1g
1000mの質量 30g → 30tex
1mg→ミリテックス(mtex)
1000g→キロテックス(ktex)
フィラメント系の太さには、デニールの値に近いデシテックス
1000mの質量5g → 50dtex

恒重式番手

  • 綿糸、スフ糸、絹混紡糸→綿番手
  • 麻糸→麻番手
  • 毛糸→メートル番手→1,000g→1,000m

標準質量が定められ、その質量の糸の長さが標準長さの何倍あるかを求め、
その値を番手(count)とするものである。
この数値が大きい糸は小さい糸よりも細い。 

糸の太さ計算

  1. テックス T=1,000/1×w/l=1,000×w/l
  2. デニール D=9,000/1×w/l=9,000×w/l
  3. 綿番手 N=453.59/768.1×l/w=0.5905×l/w
  4. 麻番手 N=453.59/274.32×l/w=1.654×l/w
  5. メートル番手 N=1,000/1,000×l/w=1,000×l/w