③アクリル・アクリル系 ④ビニロン

③アクリル(Acrylic)、アクリル系 

  • アクリロニトリルの質量の割合が85%以上の重合物からなる繊維
  • アクリルは、カチオン染料を使用し、綺麗な発色と高い染色堅牢度、また、
    湿式紡糸によりつくられるが、乾式もある。乾式の場合、緻密で、表面が滑らかで、ぬめり感がある。
  • アクリル系は、その割合が35%以上、85%未満のものをいう。
    共重合物の繊維。
    塩素が含まれているので、難燃性を有し、カーテンやコート、かつらに用いられる。
  • 非常に軽い。
  • わりに強く、伸度も大きい。弾力性に富み、しわになり難い。
  • 吸湿性に乏しく、疎水性繊維の代表的なもの。
  • 耐候性に優れている。

デメリット

  • 摩擦によって帯電しやすい。
  • ピリング(毛玉)を生じやすい。
  • 耐熱性は不十分だが、この性質を利用して、プリーツ、バルキーシなどがつくられる。
  • 難染性で、染色が難しい。

 

④ビニロン(vinylon)

  • ビニロンは日本で開発され、工業化された繊維。
  • *ポリビニルアルコール繊維をホルムアルデヒドなどのアルデヒドで部分架橋したもの。
  • 湿式紡糸。または、乾式紡糸。
  • 合成繊維の中では、吸湿性が高いが、染まりがたいことなどの問題もあり、
    産業資材用途が中心。
  • ビニロンは、ポリビニルホルマール繊維の総称。
  • 合成繊維の中で最も綿織物に似ている感触をもつ。また羊毛の性質に似たものもつくられている。
  • 軽い、摩擦作用による帯電が少なく、ピリングは見られない。
  • 酸、アルカリに強く、油や海水にも強い。
  • かび、虫に侵されず、腐敗しない。
  • 安価。
  • 他の合成繊維に比べると低いが、燃えにくい。

デメリット

  • 染色性は劣る。
  • 熱、湿った状態での加熱にやや弱い。

*ポリビニルアルコール(P.V.A) = ポバールとも呼ばれる。