生地の種類は大まかに別けると、ストライプ、チェック、プリント柄、織柄、絣柄などがある。染色の分類では、先染めによるストライプ、チェック、絣(かすり)、後染めのプリント柄、絞り柄がある。またがらには西洋柄とは別に日本古来の柄、西洋柄にもエジプト柄や古来のイスパニア庁など国別に特徴の柄が存在する。
ストライプ:日本では「縞(しま)」といえば、たて方向の縞のことである。横方向の縞の場合は、特に横縞、横ストライプという。ストライプは一般的には糸染めで織り、また編んで作られるが、中にはプリントで縦状に染められたものもある。
プレート(Plaid)ともいい、日本では格子柄といっているものである。厳密にいえば、プレードはチェックより大きい格子柄で、色数の多いもの(3色以上)をいうが、一般的にはチェックに含まれている。チェックは古くから石畳の模様や、建築物などの染織以外の装飾にも使用されており、各民族の伝統的なモチーフとして愛好され、また独特な柄が生み出されてきた。
プリント柄は、さまざまな模様、図形も自由に柄にすることが出来る。 また、同じ図形、でも大柄、中柄、小柄があり、大柄は派手な感じ、小柄は地味な感じを現す。また同じ柄でも配色を数種類作るのが一般的で、この配色によって明るい感じ、暗い感じ、派手、地味な感じなどいろいろと変えることが出来る。
織物を織るとき、よこ糸を打ち込むために縦糸を開口させるが、この開口させる方によって、いろいろな織柄を織りだすことができる。この開口の方法に「ドビー」と「ジャカード」があり、ドビーではドビー柄、ジャカードではジャカード柄といわれる特徴の織柄を織ることができる。この織り柄は先染めの異色糸を使えば色柄が出せ、同色糸を使えば地模様となる。